王子楽遊農園について
私たちの暮らす王子地区は京都市の北西に隣接する亀岡市にあり、京都市内から国道9号線で老ノ坂峠を越えると篠町にはいる入口の里村です。
峠を下り一つ目の信号が王子交差点、ココが我が村の看板です。
明智光秀が本能寺に攻め行った道筋でもあり、丹波から京の都に向かう山越え前の宿場で江戸時代には400件を超える町並みでした。
しかし、現在では交通網の発達で平場や駅周辺への移住が進み30件余りになり、大都市と周辺都市の狭間で過疎地になっています。
40~50年前頃に、盛んに作られた王子キュウリや王子トマト、京野菜の聖護院カブや聖護院大根も生産農家が減り、専業農家も4件になっています。
その上、高齢化が進み後継者もままならず、耕作放棄地が増えているのが現状です。
農機具(トラクター)が通れる道もなく7つの沢に点在する段々畑の小面積な田畑の維持は、体力的にも負担が大きく水路の管理も出来ない状態です。
循環型減農薬栽培
王子楽遊農園では、皆さまのご協力を得て循環型減農薬栽培を行っています。
循環型とは、本来は産業廃棄物として処理される有機物を土壌改良材や肥料として作物を育てる糧にする農法です。
現在はコーヒー豆の抽出後残物や地ビールの絞り後の麦芽を主に土壌改良材として使用し、牛や馬の排せつ物を発酵させた物を肥料としています。
※ JA 直販所販売のためJA防疫指針に則り最小限以下を使用する作物があることをご了承ください。また、長雨や干ばつなどの影響により、除草剤不使用のため害虫発生による病害虫防除に周りの圃場に迷惑を掛けない様、最小限の農薬を使用していることがあります。
しかし、基本的に無農薬で栽培をしています。野菜にアオムシ君が居たり、食べあとがある場合があります。